✿2025年5月
【訪問介護でライフハック】「洗濯」っておもしろい!
訪問介護では「生活援助」として「洗濯」を行うことがあります
工程としては、洗濯機にご利用者様の衣類を入れる→洗剤の投入→スイッチを押す→終了!ではなく、もう少し踏み込んだこともします。ご要望によっては、手洗いもいたしますし、干す・取り込む・たたむ~収納、整理といった作業も行います
さらにはボタンつけ等の簡単な補修やアイロンがけもいたします
ただ、何でもかんでもヘルパーがすると、訪問介護の意味はなく、我々の職業も家政婦さんとなってしまいますので、あくまでも「自立支援」を念頭に、ご利用者様がご自身でできることはしていただき、我々は援護に徹します
料理や掃除もそうですが、家事はご家庭により様々ですので我々は極力その「やり方」に沿って作業を進めますが、洗濯に至っては、まず、洗濯機本体をとっても、縦型、ドラム式、中には二層式!などがあり、メーカーや販売時期により仕様もいろいろですし、また「らしさ」のようなものも感じます
洗剤や柔軟剤の投入類も種類が多く、様々な形状、そしてやさしい香りと出会います
時に、洗濯物が多いと、洗濯機の中で衣類は絡まり偏る現象があります
そうなると、洗濯機はまず、人の手を借りずに自力でなんとかほどこうともがき、なかなか終わらない・・・という事態に陥るのですが、遭遇されたことはありませんか?
訪問先でのこの遭遇はなかなかの修羅場で、押し迫る時間との真剣勝負となります
この事態をぜひとも避けたいので、予め洗濯物の量や素材のチェック、イレギュラーの発見を迅速に行えるよう心がけております
無事に洗い上がった衣類を「干す」工程にもバリエーションが氾濫します
パンパンパンと衣類をたたいてしわを伸ばす派、バンバンと衣類を振ってしわを伸ばす派、ボタンやファスナーは閉じる派、開ける派、裏返して干す派、乾燥機利用派 などなどなど
どの干し方・乾かし方も各々で試行錯誤ののちに掴んだもっとも合理的なやり方だと拝察します
針金のハンガーを巧みに変形させて、厚手衣類はふくらむように、薄手のものはずり落ちないよう凹みをつける、ゴムを巻くといった工夫や、よもやのハンガー2本使いによる必殺技を教えていただき、これらの技術はよそ様宅でも活用させていただいております!
また、靴下は、ロゴムのある履き口部分を上にして干すのが◎ また洗うときは裏返して、ネットに入れる習慣をつけると、結果、時短・長持ちにつながることも知りました
湿度の多い時期、さらに課題が増えますので、一層洗濯のことを知って学び、糧としたいものです
