履歴書の書き方について

  • 履歴書の書き方
  • 職務経歴書の書き方
  • 送り状の書き方

履歴書の書き方

転職活動、就職活動に求職者が短い面接の時間で自分をアピールするのを助けるツール、それが履歴書です。電話をしてすぐ履歴書持参で面接ということもありますが、まずは書類審査のために履歴書郵送という形をとっている企業も多いです。その場合にもし履歴書で落とされてしまったら…直接会うことで挽回することもままなりません。

ではそんな大事な履歴書をどのように書くのか、各ポイントで説明していきます。

A4判(A3判2つ折り)を選ぶ
会社で使う書類等はほとんどがA4サイズのものばかり。
受け取った側もA4サイズでもらった方が整理しやすいです。
学生や新卒者以外の人は「得意な学科」欄がなく「志望動機」の欄が広めのものを選ぶ
読みやすい字の大きさで欄にちょうど良く収まるのが一番良いですが、書き足りない場合は「自由記入欄」等にも続きを書くこともできます。ただ、長ければいいというものではないので、要点を絞り、わかりやすく書くことが大切です。
学歴は中学卒業以降から書くのが一般的。高校から入学、卒業と全て記入する
学部、学科名などがある場合は細かく書きましょう。
職歴は企業名と部署、職務の内容を簡単に書く
例)●●会社 総務部 配属 / 仕事内容:書類の入出庫、会計、備品管理等
詳細は職務経歴書(別紙)に記入します。
会社名は(株)(有)などと省略しないで正式名称で書きます。
自分のキャリアやスキルを志望企業でどう活かせるかを書く
まったくキャリアやスキルと関係のない企業を志望する人は「ここで働きたい」という熱意をアピールしましょう。上記以外にも『ビジネススキル』(プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力』などをアピールすることができます。
志望企業が求めている人材にどのように自分自身がマッチしているかをアピールする
黒の万年筆や細字のサインペンなどで記入し、文体は「です」「ます」調で書く
間違えたら、修正ペン等を使用しないで始めから書き直す
免許や資格を正式名称で記入する(例:普通自動車第一種運転免許)
取得に向けて頑張っている免許を書いても良いですが、具体的に「毎日●時間勉強している」と努力しているアピールができれば尚良いです。
何事も具体的に書く
特技・長所などで「責任感がある」と書くだけでなく、どう責任感があるのかを例を挙げて書きます。
例)私は時間に遅れたことがありません、など。
前職の退職理由は前向きな言葉で書く
前の会社の不満は書くべきではありません。将来のライフプランやキャリアプランなどに関連付けて前向きな退職理由にします。

履歴書の書き方はここまでです。上記事項さえ守れば絶対に書類審査はパス!ということではありませんが、参考程度には なるかと思います。

職務経歴書の書き方

職務経歴書は履歴書とは違いパソコンを使用したものが一般的となっています。パソコンの方が読みやすいのに加えて、エクセルやワードなどのビジネスソフトのパソコンスキルを確認する狙いもあるからです。
自分でパソコンで書類作成などできる人はネットでサンプルを検索し、参考にして作るのも良いですし、パソコンが得意でない方は転職サイトなどをチェックして「職務経歴書作成ツール」などを探して作成するのも良いでしょう

職務経歴書には標準のフォーマットとされるようなものはありません。自由な書体でパソコンを使い、読みやすくきれいにレイアウトすれば特に決まりはありません。
ただ注意点は

株式会社、有限会社は略称(株)(有)を使わないこと
何年何月、と日付を必ず入れること
どの部署で何課に配属かを必ず入れること
具体的にどのような業務内容だったかを書くこと
転職回数が多くとも全て記すこと

転職回数が多いと引け目を感じてしまう人が多いですが、その業務の内容に興味を持ってくれる企業も多いので話が広がることもあります。
近年では学歴よりも即戦力になるかどうかで見られる傾向が強いので、「今のあなたに何ができるか」をしっかりアピールするべきです。

一般的な職務経歴書では今までに勤務した会社の内容を始めとし、これまでのキャリアやスキル、対応できる職務などを記入し、最後に自己PRのスペースを大きく取ってアピールをします。

送り状の書き方(郵送する場合)

送り状は一般的な書類を送る場合にも添付されますが、履歴書や職務経歴書と共に送る場合は「挨拶状」として添えられます。A4サイズまたはB5サイズで作成する人もいますが、ここでは履歴書にあわせたA4サイズをお勧めします。

送り状のサンプル

上記送り状サンプルを番号順に解説していきます。

①宛先 ※担当者の名前と部署名がわかっている場合の記載例
○○株式会社
人事部 人事課 山本様
※担当者の名前と部署名がわかっていない場合の記載例
○○株式会社
人事部 採用担当者様

②日付 履歴書や職務経歴書を書いた日付ではなく、ポストに投函する日付を書きます 。
履歴書の日付と統一します。

③住所 郵便番号、マンション・アパート名、部屋の番号まで記入します。(一軒家除く)

④頭語(とうご) 頭語は必ず手紙やはがきの文章の冒頭に用い、一行目の一番上から書きます。
必ず結語(けつご)とペアで用いられます。 頭語の後には相手の身体を気づかう言葉を使った挨拶文を述べます。 例:「拝啓(頭語)」+「敬具(結語)」

⑤ 本文 用件や気持ちを伝える部分です。なるべく具体的に要点をしぼって書きます。
本文の最後には「ご検討の程よろしくお願いします。」というお願いする文章を入れます。

⑥結語(けつご) 頭語とペアで用いられます。送り状の締めとして必ず置きます。

⑦内容書類の明記

送り状以外の同封書類をここで明記します。受け取った企業が送った書類全てを把握できるようにするためです。